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速報

姉さん、か、か、火事です! また火事です!

3月7日にも速報で火事画像をお届けしたのだが、またもや出火である。
ただし、前回の場所とは若干違う方角であった。
みなさんもお気をつけください。
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  by savaoex | 2007-04-27 13:06 | 日記

肩掛けカバンの恐怖

医者が言うには、パソコンの入った重い肩掛けカバンをいつも右肩に掛けていたために、なんと頚椎から背骨にかけて大きく湾曲しているそうだ。
おかげで首を右に振ることはできても左には微動だにしないという特異体質になってしまった。
ここ数年、四六時中うめき声を上げたくなるような肩こりと、頭痛、背骨に走る疼痛もすでに持病である。
これではいかんと、先日から左からに掛けるように気をつけているのだが、やはり肩が下がっているようで、すぐにずり落ちてしまう。
しかし、イライラするのを我慢しながら、左手でカバンを押さえつつ毎日通勤していたら、この一週間で痛みがかなり改善したのだ。

これを「肩掛けカバン逆掛け療法」と名付けたいと思うが、異論のある方はおられるだろうか。
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  by savaoex | 2007-04-27 11:10 | 日記

灰は、灰に 塵は、塵に

過去にgooHATENAで書いたものをこっちに貼り付け。

手抜きの極み。
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  by savaoex | 2007-04-17 11:15 | 日記

過去ログ-よりぬきサザ○さん

【B級映画「殺人蚊(キラー・モスキート)」 1979年 アメリカ 粗筋(前編)】

【農場】
アメリカのとある大農場の夏。
その片隅に設置された10台の古い雨水桶。
雨水の一杯に溜まったすべての桶の中で、大量の赤黒いボウフラがウヨウヨと蠢いている。
農場では飛行機を使い殺虫剤が散布されている。
農場主の家の近くでは、3歳になる長男のステファンと愛犬スピーキーが楽しそうに駆け回り遊んでいる。
家の中では農場主の妻が得意のミートパイを作っている。
雨水桶の置いてある農場の片隅にまで、わずかに漂い流れてくる農薬。
ボウフラが、まるで熱湯に落とされた大量の小エビの如く一斉に飛び跳ね、バシャバシャと水を飛ばす。
ある朝、納屋に置いてある農機具を取り出しにきた農場主は、裏庭の薄暗い藪の中でスピーキーが干乾びて死んでいるのを発見する。
昨日まではあんなに元気だったのに・・・
農場主は急いで獣医ロッドを呼び調べてもらうが死因は不明。
ロッドはスピーキーの亡骸を見て、全身の血を抜かれたようだと思った。
しかし外傷はなく、興味を持ったトッドは農場主に許可を得てスピーキーの遺骸を防疫ケースに入れて持ち帰った。

あの雨水桶にボウフラは一匹もいない。

母親の腰に抱きついて泣きじゃくるステファンの上腕部に止まっている一匹の蚊のかすかな羽音。

【動物病院】
農場から数キロはなれたところにあるロッドの動物病院。
車で農場から帰ってきたロッドは、今日が休診日であるのをいいことに、すぐさま解剖室に入り白衣とマスクを着用し、最後に手術用手袋をはめた。
防疫ケースから取り出され、解剖台の上に横たわる干乾びたスピーキー。
ロッドはピンセットとメスを持った。
「さあさあワンちゃん。パパと遊びまちょうねー」
軽口を叩きながら、ロッドのメスがスピーキーの胸から下腹部にかけてを切り裂く。
ミイラのようになったスピーキーの体内は、表皮と比べればまだ瑞々しかった。
胃を切開したロッドは、胃壁に点々と貼り付いている幾つかの黒く小さなものを見つけた。
手袋をした指でその小さなものを取り出してみる。
芥子粒のように小さいものだ。
「なんだこりゃ・・・」
呟きながら、続けてロッドは気道から肺にかけてを切開した。
ロッドは息を呑んだ。
ロッドがそこに見たものは、気道から肺の内部にまで、びっしりと溢れんばかりに詰め込まれた極めて小さな羽虫の塊だった。
茫然とするロッドは、ブルッと頭を一振りすると傍らにある電話に飛びついた。
州立大学の研究室にいるはずの幼馴染の昆虫学者メリッサ・シールズにコールするために。

【都市】
農場から百数十キロ離れた都市にある、古いオフィスビルの3階。
小さなIT企業に勤務する女性ロイニーがパソコン画面をにらみつつ一人残業している。
するとダクトだらけの天井の方から昆虫の羽音のようなかすかな物音がした。
不審げに上を見上げるロイニー。
しかしもう何も聞こえてこない。
再び仕事に熱中するロイニー。
翌朝、クライアントへのプレゼンの準備のために一番で出社してきた黒人男性社員ブローンは、フロアに倒れている赤黒く干乾びたミイラのような死体を発見する。
そしてそれは可哀想なロイニーのなれの果てだったのだ。
ブローンは彼の通報で駆けつけた刑事ヨハンソンに「一体全体、何が起こったんどよー」と噛み付く。
彼は興奮するとなぜか「だよー」が「どよー」になるのだ。
子供の頃からの癖だった。
ヨハンソンはそんなブローンの顔をまじまじと見つめ、困った顔で「・・・捜査中だ」と答えるだけだった。

【再び農場】
その農場では元気なステファンの声も、農場主やその妻の笑い声も聞こえてこない。
昨日刈り取った農作物が、家の前に積み上げられたまま放置されている
スピーキーが死んでしまったからではない。
もうすでに彼らは家の中で赤黒いミイラとなって死んでいる。

【再び都市】
オフィスビルでの事件から3日後。
刑事のヨハンソンは検死官から回ってきたロイニーの検死報告書を読んでいたが、その結論部分に我が目を疑った。
「遺体内部、特に気道から肺内部にかけて、微細な昆虫と思われるものの無数の死骸で満たされており、その他の状況も含めて考察するに、死因は失血死ではなく窒息死と思われる・・・」

【大学研究室】
「何よ、久しぶりに電話してきたと思ったら、突然「話がある。今から行く」ガチャンって!あなた昔からちっとも変わらないわね!何なのよまったく!」
両手を腰に当て脚を少し開いた格好で、昆虫学者のメリッサは研究室に訪れた刑事ヨハンソンに向かって怒鳴っていた。
「君こそ、その怒り方は昔のまんまだ」
苦笑いしながらヨハンソンはメリッサに言った。
メリッサは「しようがない人ね」と溜息ながらに言って、ヨハンソンを目の前の応接ソファに座るように促し、自分もテーブルを挟んだ向かいのソファに腰を下ろした。
「それで、そんな急ぎの用って何なの?事件なの?それともプライベート?刑事さん」
「事件だ」
「どんな事件なの?昆虫学者の私に話を聞いて解決するような事件なの?」
「いや、それはわからんが・・・とにかく訳が判らんのだ」
「詳しく話してみてちょうだい」
ヨハンソンは先日古いオフィスビルで起きた事件の経緯を話し、検死報告書のコピーをメリッサに手渡した。
「ふーん、で、なんなの?この気道や肺に微細な昆虫って?」
検死報告書に目を通しながらメリッサが聞いた。
「それがわからんから、ここに来たんだ」
「昆虫って言っても、種類はわかってるの?」
「検死官は蚊のようだと言ってる」
「その被害者、殺虫剤メーカーの蚊の培養室にでも入ったんじゃない?」
「いや違う。さっきも話したように被害者はIT企業のオフィスのフロアで死んでいたんだ」
「・・・冗談よ。で、私はその蚊らしきものを詳しく調べればいいのね」
「ああ、ああ、その通りだ。やってくれるのか。ここに遺体の体内から採取したサンプルがある」
「幼馴染でガキ大将だったあなたの頼みじゃ断れないわね。来週の頭にはある程度詳しいことが判ってると思うわ」
サンプルをメリッサに手渡しながら、ヨハンソンは満足げにうなずいた。
「そうそう、いいこと教えてあげましょうか。昨日ロッドから電話があったわ。珍しいことね何年も連絡がなかった幼馴染が突然2人も電話をかけてくるなんて」
「ロッドって、あの秀才ロッドか?今は死んだ親父さんの跡を継いで獣医をやってるそうだが」
「そうよ。なんだか彼も慌ててたわ。あなたほどじゃなかったけど。彼、今日これからここに来るのよ」
「あ、そうか・・・あ、じゃあ」
腰を上げようとするヨハンソンにメリッサが言った。
「三人で久しぶりに昔話に興じましょう」

【街のレストラン】
レストランのドアを開けて入ってきたロッドに手を上げ、メリッサは「ここよ」と声をかけた。
ロッドは汗を拭きながら、メリッサの向かいに座っている男を訝しげに見つめた。
「・・・ヨハンソン!ヨハンソンじゃないか!」
「久しぶりだなあ、ロッド」
ヨハンソンはロッドを眩しそうに見上げた。
ロッドはガキ大将だった頃のヨハンソンを思い出しながら言った。
「最後に合ったのは君がベトナムから引き上げてきた頃だったか?」
「そんなに前じゃない」
「・・・冗談だよ。いやしかし君が来てるとは驚いた。まったく驚いた」
二人のやり取りを、いたずらが見事に成功した子供のように嬉しそうに見ていたメリッサがロッドに席をすすめる。
しばらくの間三人はメリッサの提案どおりに昔話に興じた。
「・・・ところで、ロッド。あなたまで慌てて私のところに来るなんて」
「うん、ちょっと見当も付かないことがあってね」
ロッドは犬のスピーキーの件をかいつまんで話した。
「驚いたな」
メリッサと顔を見合わせながらヨハンソンが呟く。
「だろ?なんであんなに大量の虫が気道や肺に・・・」
「違うのよ。今日ヨハンソンが私のところに来たのも同じ件なの。もっとも不幸に会ったのはロッドの場合と違って人間だけど」
興奮するロッドの言葉を遮ってメリッサが言う。
「なんだって!?一体何が起こってるんどよー」
ロッドもまた興奮すると「だよー」が「どよー」になる癖の持ち主であった。

【再び都市】
蒸し暑い夏の午後、ヨハンソンは事件のあったオフィスビルにいた。
第一発見者のブローンは目ざとくヨハンソンを見つけると、小走りに駆け寄ってきて、まるでそれが自分の使命だと言わんばかりに、しつこいほど捜査の進展具合を聞き出そうとしていたが、ヨハンソンが煩げに手を払いながら「目下捜査中だ」と言うと「どうして教えてくれないんどよー」と興奮しつつも残念そうに引き下がった。

ヨハンソンは一階にあるビルの管理事務所に向かった。
管理事務所には初老の管理人と若い警備員らしき男がスターバックスのコーヒーとを飲みながら談笑している。
ヨハンソンはコツコツと軽く窓を叩いた。
初老の管理人がこちらを振り返り、手を伸ばして窓を開けた。
「お楽しみ中すまないが、話を聞かせてくれないか」
ヨハンソンは手早く警察手帳を見せた。
「で、なんだい?事件のことなら俺達には何にもわからないぜ」
「このビルには蚊がいるか?」
「蚊?蚊くらいなら今の季節どこにでもいるだろうよ」
「そんなんじゃない。もっと大量の蚊だ」
「そんなもの・・・ああ、そういえば去年の夏は蚊が大発生しやがったな」
「その話を詳しく聞かせてくれ」
「テナントからクレームがきたんでさあ。蚊が多くて困るから、なんとかしろってな」
「それでどうした?」
「どこでクソ野郎が大発生してるのか、このビルをくまなく探し回ったぜ。せっかくの気ままな管理人仕事を手放すわけにはいかねぇからな」
「で、発生源は見つかったのか」
「ああ。地下のエレベータ落下緩衝器に水が溜まって、そこで気持ち悪いくらいの大量のボウフラが浮かんでやがった」
「で、どうしたんだ?」
「すぐに殺虫剤を買ってきて、しこたま振りかけてやったよ」
「蚊はいなくなったか?」
「ああ、ばっちりだ。クレームもピタリと止んだよ」
「地下を見せてもらってもいいか?」
「いいとも。こっちだ」
管理人は懐中電灯を二つ持ち、こちらに出てきた。
そしてヨハンソンを階段下の扉に案内すると、鍵を開けた。
「さ、この下だ。これを使いな」
管理人はヨハンソンに懐中電灯をひとつ渡し、先に下りていった。
ヨハンソンは何となくただならぬ気配を感じ取り、辺りを確認しながらゆっくりと下りていく。
その時、下で管理人のくぐもった悲鳴が聞こえた。
慌てて走り出すヨハンソンだったが、湿った階段に足を滑らせ、転倒し気を失ってしまった。

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ここまでで、約45分。
超の付く低予算映画であり、肝心の蚊はほとんど出てこない。
笑っていいのか、深刻になればいいのか判らぬシーンが多く、続きを書く気力も半分失せている。
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  by savaoex | 2007-04-17 11:14 | その他

過去ログ-よりぬきサザ○さん

【意図不明】

「地球に優しい」などと環境への配慮を高らかに宣言している企業が一番信用できないのだ。
なにしろ「地球に優しい」と言っている傍から廃液・煤煙・二酸化炭素出しまくりである。
公害を減らす努力はしているのだろうが決してゼロにはならないし、世界的に見れば増えているかもしれない。
企業活動を続ける限り河や海、土壌や空気は汚れ続ける。
本当に優しくするつもりがあるのなら、ただちにその地球に優しくない活動を止めてしまえと言いたくなる。
そもそも地球は人間ごときに優しくされなくたって平気なのである。
よく環境美化運動のポスターに、公害に苦しんでいる地球が涙を流して泣いているように表現されているものがあるが、実のところ地球は涙を流したりはしない。
なぜなら地球には目どころか涙腺すらないからである。
それどころか鼻も耳も口もないのっぺらぼうで、しかもハゲだ。
地球ってのはこれが思いのほか冷たいヤツで、公害で草木が枯れようが、紫外線が増えようが、ガソリンが値上がりしようが、地震が起ころうが、人類が滅亡しようが、別に知ったこっちゃないのである。
そんなもんにいちいち心を痛めて動揺しているようでは、45億年も地球をやってられないのである。
しかしそのクールさとは裏腹に、一枚皮をめくると今でも熱い血潮がたぎっている。
地球とはそんなヤツだ。
だからこれからは地球のことなど気にせずに、胸襟を開き、正直に腹を割って汚れた内臓を見せびらかす気概をもって、企業活動に邁進してほしい。

もうひとつ信用のおけないものに「天然由来成分配合」と銘打った各種製品がある。
化粧品や食器洗剤などに多いのではないか。
とりあえず、この世に「天然由来」でないものがあるのかと言いたい。
テレビだって、電子レンジだって、時計だって、飯だって、パンだって、電池だって、ステレオだって、ソーセージだって、飛行機だって、人工衛星だって、靴だって、車だって、ベビーカーだって、核爆弾だって、人間だって、「配合」どころかそれらを構成している物質すべてが天然由来である。

尻切れとんぼ
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  by savaoex | 2007-04-17 11:12 | その他

過去ログ-よりぬきサザ○さん

【洋式礼賛】

和式の大便器が苦手だ。
僕にとって和式の大便器は非常用の「第二の便器」である。
自宅であれば当然ウォッシュレット付き洋式であるから問題はないが、しかし屋外で肛門が切迫した事情に陥った場合、そういう火急の時には悠長に洋式を探して歩くということはできない。
それでもそういう時は脳内で肛門と急ぎ相談をしながら、我が体内の暴れん坊をなだめつつ時間の許す限りホテルやデパート、新設の公衆便所など洋式のありそうな施設を探し歩く。
この段階では、なるべく清潔な洋式便所が見つかることを期待しながら探しているし、排便中、排便後の心地よさ、清々しい気分を思い浮かべながらも、まだ精神的な余裕がある。
歩行速度は比較的速い。
次の段階になると、多少汚れた便器であっても、洋式でありさえすれば良いという気になってくる。
歩行速度はものすごく速いが、手と足の動きがテンデンバラバラ。
最終段階が近づいてくると、和でも洋でも何するものぞ、便器に汚物がこびり付いていようともかまやしない、という気になってくる。
ほんの数十分前までは「最近やっと涼しくなってきたなあ。もう秋だね」などと思っていたのに、今は額や背中にネットリと汗をかいている。
ダムの決壊を食い止めるため、やや内股になり歩行速度は逆に少し落ちる。
論理的な思考は不可能であり、排出、出る、出す、突破、放尿、修行、便器、排便、執行猶予、便所、ダダ漏れ、野良犬、無理強い、便、オムツ、痙攣、栓、といった単語だけが頭に浮かぶ。
待ったなしである。
この段階で和洋を問わず駆け込むタイミングを誤れば、和式でも洋式でもない、路上やビルとビルの隙間という「第三の便器」で用を足さなければらない。
これは恥ずかしい。
恥ずかしいが、今ではそれをもある程度覚悟しているので、便所を探すのと同時に、人目につかない場所も探す。
民家に飛び込み用を足させてもらうというのは自尊心が許さないのでこれは「第四の便器」である。
なぜか、民家よりも路上のほうが人間としての誇りは傷つかない。
不思議だが、本当だ。
コンビニは不可である。
コンビニの便所は壁が薄い。
こういう状況で見つかる便所は必ず和式であり、しかも汚い。
しかしせねばならないから、する。
和式は用を足す際のあの屈辱的な姿勢がいやだ。
しかも大便とお尻との距離が近い。
下を見ると大便が見える。
勢いよく飛び出した大便がズボンの裾に付着するのではないかと心配になる。
直接立ち上ってくる臭いも耐えられない。
こういった状況で、仕方がないから和式を使うこともあるが、僕が和式を好んで使っていると思われるのは心外だ。
僕は洋式が好きなのである。
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  by savaoex | 2007-04-17 11:05 | その他

過去ログ-よりぬきサザ○さん

【虫】

簡単に書けば「虫を食べる人生」と「虫を食べない人生」に大別される。
人生についてそういう分け方も可能だということであって、この分類法において僕の人生は前者である。
ことさら自慢するような話ではないし、しても気味悪がられるだけなので、僕がそういう人生を歩んでいることについて、これまで人に話したことはない。
だから、結婚前の交際期間を含めても三年未満の妻はもとより、両親や姉ですら、我が夫または息子あるいは弟がよもやそんな人生を歩んでいようとは、露ほども知らぬはずだ。
僕自身は人と違うことをしている自分を後ろめたく感じたことはなくて、まあ割とこういう人は多いんじゃないかな、という程度に考えているし、実は妻や両親や姉も「虫を食べる人生」を選択している可能性は否定できない。
そもそも、蜂の子、ザザ虫、イナゴにカイコや九龍虫など、文明国においても虫食いは珍しいことではない。
どちらにしても、物を食べるということをあまり突き詰めて考えてしまっては楽しい人生は送れないし、食べたい物を食べたい時に適量食べる、ということが精神衛生上好ましいのではないだろうか。

何故唐突に僕が「虫を食う」ということについて書くのかといえば、最近、いわゆるゲテモノを様々に料理して食べるという趣旨の本を読んだのだが、そこに何種類かの虫の調理方法と、著者自身による味に対する感想が書かれていた。
それがどうも、僕がそれらを食べた際の思いと大きく異なっていて、どちらにしても味覚は主観的な要素が大きいから、そのゲテモノ本の著者が間違っているのだと言うつもりはないし、本の記述と比較してどうこう書くつもりもない。
ただ、僕はこうやって食べているということを書いておきたいと思っただけだ。

そのゲテモノ本では、虫を主に天麩羅のように揚げて食していた。
虫本来の味を損なわずに食べる方法としてはポピュラーであろう。
それは僕もよくやることだし、その本にも書かれてあるが、香り高い油でカラッと揚げてしまえば、大抵のものはそこそこ食べられるのだ。
油についての僕のお勧めは、「鬼山村八方搾り黒胡麻油」である。
僕の場合は、その虫天(虫の天麩羅のこと)に塩(ギリシア産の岩塩がお勧め)だけ振って食べることもあるのだが、やはり臭いが気になって好みに合わないものもある。
虫のよって強弱はあるが、雑食の虫は生ゴミのような臭いがするし、草食のはご想像のとおり青臭い。
そして、肉食の虫は獣臭いというのが面白いところだ。
特に臭いが強いのが、ゴキブリとかカメムシの類だ。
ゴキブリは幼生の頃から衛生管理をし、餌に注意すればまだ良いのだが、自然繁殖したものを食べることは拷問に近い。
あまりの臭さに僕でも必ず吐き出す。
カメムシに至っては、煮ても焼いても食えないヤツとは正にこいつのことだと思うほど臭い。
胡麻油で揚げればそれなりに食べられるカマキリも、手を抜いてサラダ油で揚げてしまうと、動物園のトラの檻の前にいるような臭いが鼻を突く。
しかし実は、そういう虫でも割と食べられるようになる必殺の技があるのだ。
注意しておきたいのは、この技を使ってもそう滅茶苦茶に虫がおいしいくなるわけではない。
食材としての虫自体がそう大して旨みを持ったものではないからだ。
だから、これを読んだ人が味に期待して試してみた挙句「なんじゃこりゃあ」ということになっても、僕の責任ではない。
「じゃあ、なんでおいしくもない虫なんか食うんだ」と言う人もいるかもしれないが、それについては「じゃあ、なんであんたはレタスなんか食うんだ」という返答をするに留めておく。
話を戻す。
その必殺の技とは「味噌漬け」である。
なぜか味噌と虫とは非常に相性が良いのだ。
前述の虫天を幾つか串に刺して、その上に味醂と酒を少量混ぜた味噌を塗り、田楽のようにして食べてもなかなかオツなのだが、やはり味噌漬けにはかなわない。
タッパーに腹を開いた虫を並べ、味噌5・味醂2・酒1・砂糖1・水1で作った味噌ダレをヒタヒタにする。
ちなみに味噌は「尾張甲斐田の八丁味噌DX」、味醂は「戸倉醸造本舗の元祖戸倉味醂」を使用している。
ここで注意すべきは、腹を開いても内臓はそのままにしておくということである。
内臓を取ってしまうと、食べるべきところはほとんど残らない。
そこにお好みで鷹の爪や切り胡麻などを振り、ラップを掛け冷蔵庫で半日ほど漬け込む。
漬け込んだら、内臓や脚などが外れてしまわないよう慎重に取り出し網の上で炙れば、味噌漬けの効果で外骨格のキチン質が柔らかくなり食べやすく、「これが虫か?」と思うほどの味である。
ただし、先に注意したように、豚の味噌漬けや鰆の味噌漬けに勝る味ではないからそのつもりで。
しかしながら、この調理法は恐らくあらゆる虫に有効な万能の決定打であり、ゴキブリやカメムシの恐るべき臭さも焦げた味噌ダレの香ばしい匂いで消し飛んでしまう。
ゲテモノ本では、どう調理しても不味くて食べられないと書かれていたカブトムシの幼虫も、この方法でなら食べられるのだ。
もっとも、幼虫の体内は土で占められているので、これを取り除くと皮膜しか残らないのだが、タレに漬け込んだ皮膜を網の上で転がしながら焦げ目が付く程度に炙って食べると、まるでホルモンのミノやテッチャンのような歯ごたえであり、なかなか面白い。
炙られて反り返った見た目も、まさにテッチャンである。
興味をそそられた方は、ぜひ一度手近な虫を採り、味噌漬けに挑戦していただきたい。

*鯖雄註:当然のことながら、虫だけを食べていると栄養が偏ります。
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  by savaoex | 2007-04-17 11:01 | その他

過去ログ-よりぬきサザ○さん

【名古屋】

「名古屋嬢」という言葉がしばらく前にマスコミで取り上げられていた。
名古屋在住で親と同居でプチブルで親子でお洒落、といった感じのお嬢さん達のことだそうだ。
テレビで「名古屋嬢が・・・」と聴くと、どうしても「名古屋城が・・・」と思うので、金のシャチホコがどうかしたのかと、いちいち気になってしまうのだ。
誤解を招くようなネーミングは是非ともやめにしてほしい。
それはともかくとして、久しぶりに名古屋に出張だったので、「さて、最近の名古屋嬢はどうだかな」などとそれとなく観察していたのだが、まぁそれなりに頑張ってはいるようである。
しかし名古屋には他にも、「クラッシャー嬢」や「キング嬢」や「コンバット嬢」が我が物顔で闊歩しているし、さらには「南京嬢」や「野口雨嬢」、あろうことか「名古屋証券取引嬢」なんていう得体の知れないものまでいるのだ。
事前に「ヘルス嬢というのがいる」という情報があったのだが、残念ながらこれは確認できなかった。
ちなみにぼくが20年ほど前に名古屋に住んでいた頃には「名古屋はブサイクばかりなり」というのが世の定説だった。
今は「それほどでもない」というのが定説になりつつある。
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  by savaoex | 2007-04-17 10:58 | その他

過去ログ-よりぬきサザ○さん

【システマティックデンタルケア】

先月あたりから練り歯磨きをやめて液体のものに変えている。
チューブから練り歯磨きを押し出して歯ブラシにつけるという日常の自動化された行為にいったん別れを告げたかったためだ。
別れを告げてどうなるのか、新しい日常の先遣となるのか、それはわからないが、神戸垂水の駅高架下のいわゆる「たるせん」と呼ばれている商店街が全面リニューアル新装開店し、そこに「マツモトキヨシ」という人の店ができたので、仕事からの帰り道、見物がてら液体歯磨きを買いに寄ってみた。

10種類ほどの液体歯磨きを手に取りつつそれぞれの効能を確認して、どれも同じという結論に達したので、とりあえずライオン株式会社の「デンターシステマ薬用デンタルリンスTa」を購入。
「リンス」に若干抵抗を感じる。頭髪用のリンス「メリット」を思い出すからだ。
あれは非常にマズイ。口に入ったとたん嘔吐反射で胃がせり上がってくる。
たぶんジンクピリチオンの味なのだろう。
なのにあえてこれを買ったのは「Ta」に惹かれたからだ。
こういう意味があるのかないのかわからない略語が好きだからだ。

早速その日の晩、「Ta」を使ってみる。
初物というのはモノがなんであっても幾分でも胸が高揚するものだ。
包装のビニールをはがし、フタ兼計量カップを取り、「Ta」ボトルの裏面の使用説明を読むと「10mlをお口に含み、そのまま約20秒ほどすすいだ後、ブラッシングをしてください」と書いてある。
10mlは計量カップの半分くらいだ。
カップに「Ta」を注ぐ。ほのかなミントの香りが立ちのぼる。
次に口に含む。カップが小さいのでおちょぼ口ですするように含む。ミントが少し辛い。
それからクチュクチュするわけだが、10mlと量が少ないので非常に心もとない。口腔内の隅々にまで行き渡っていないような気がする。

その後の行為については、説明書に「・・・すすいだ後、ブラッシングをしてください」と書いてあるのだが、口中の液体を吐いてから歯を磨くのか、入れたままでいいのかわからないので、とりあえずその液体を残したまま、液体がこぼれないように歯ブラシを口角辺りから、キュルっと突っ込みブラッシングする。
上顎と下顎の間にある液体がブラシによって攪拌され、歯と歯の間、歯と歯茎の間、虫歯のあとなどにまたたく間に浸透していくような気がする。
前歯を磨くときには、どうしても中の液体がツーっと下唇から顎へと伝い落ちるが、これは致し方ない。
そして、十分なブラッシングの後、液体を吐き出す。
CMのように舌で歯をなぞってみると、なるほどツルツルした感触だ。

何がシステマティックなのかよくわからないが、この若干淫靡な雰囲気の方法でいいような気がする。
一ヶ月使っていまだ練り歯磨きに戻る気はない。
液体歯磨きが当たり前の感覚になったら、次の新しい何かを探そうと思う。
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  by savaoex | 2007-04-17 10:57 | その他

過去ログ-よりぬきサザ○さん

【優しい店】

ぼくが時々行く飲み屋に「QUICK ONE」という店がある。

カウンターだけのいわゆるスナックで、ママさんと女の子が1~3人くらい、客は14、5人も入れば一杯になる、こじんまりとした店だ。
壁も床も調度品の多くが木なので、ケバケバした感じがしなくて、誰かと他の店で飲んだ後に一人でぶらっと寄って息抜きするにはちょうどいい塩梅の店なのだ。
小さなビルの地下にあるというのも隠れ家感があって、子供の頃、押入れの中やダンボールの箱に入るのが好きで、今でも建物と建物の隙間や窪みなどに愛着を覚えるぼくに向いている。
しかし、この店には難点があって、最初はぶらっと寄ったつもりでも、椅子に座った加減が良くてついつい長居してしまうことだ。
何ヶ月か通っているうちに、常連客の何人かとも顔見知りになって、歌をうたったり、しょうもない話をしながらゲラゲラ騒いだりしていると、気づかないうちにビックリするような時間がたっている。
おかげで妻に何度叱られたかわからないし、ちゃんとした仕事で遅くなっても「また、QUICK ONEでしょ!」などとあらぬ疑いをかけられる。
浮気をしているのではないかと疑われているのかもしれないが、ほんとうに何もないのだ、信じてくれよ頼むから。
しかし結婚しているから、遅くなっても帰るのだが、独身時代なら確実に朝まで飲んだくれているだろう。そんなことを言っても妻は許してくれないのだが。
軽く話をしつつ、さっと飲んでてさっと帰る。
こう考えてみると1時間もあれば、じゅうぶんである。
しかし実際には2時間、3時間、ときには4時間という途方もない無為な時間を過ごしている。店に入ったときはぼく一人だったのが、そろそろ帰ろうかと思う時分に顔見知りのお客が入ってきたりするともうダメだ。
23時を回るとどんなに早く帰っても家に着く頃には午前様になるのは確実だから、妻の怖い怖い怒り顔が頭にちらついてはいるのだが、ここのお客は楽しくて妖しくてヘンな人が多いので、なかなか帰る気にならないのだ。
いい店ではあるのだが、引力が強すぎて既婚者には優しくないのである。
困ったものである。

隅っこに何かがうずくまっていそうな薄暗く澱んだ気配。白く細かいほこりの積もったカウンター。雑巾のようなネズミ色のおしぼりで、ぼくの前だけ軽く拭く小太りのママの太い腕。よく見ると意外に濃い毛が生えている。昔は透明であっただろう三ツ矢サイダーのトレードマークが描かれたグラスが置かれる。それに注がれるぬるいビール。そしてニコリともせず目を合わせないままブツブツと呟くように己の酷い人生を生い立ちから語るママ。景気づけにカラオケでも歌おうかと本を開くと「今月の最新曲」のページには「玄界灘旅時雨」とだけ載っている。知らない曲だ。それ以外のページもすべて「哀愁のクレイジーポエム」だとか「高崎山女人慕情」だとか、聞いたこともない題名の曲ばかりだ。これでは歌えないので仕方なくトイレに立つ。トイレは和式である。トイレというよりも離れの便所である。天井からぶら下がっている蝿取り紙に2,3匹の蝿じゃない何かが捕らえられてもがいている。

・・・「あぁ、ヤな店に入ってしもうたがな」と思わせる、斥力の強いこういう店のほうが、正常な夫婦生活を送る上においては優しいのである。

とはいえ「QUICK ONE」には今のままがんばってほしいと思っている。
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  by savaoex | 2007-04-17 10:55 | その他

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE