羽澄不一(また)あらわる!

いま、筒井康隆症候群が熱い。
といっても、サイトのメンバーはそれぞれの分野でそれなりに経験を積んだ大人であり、静かに成り行きを見守っているというところである。

五月の連休中だったか、その前だったか、「羽澄不一」を名乗る自称「超能力者」が筒井さんに公開討論を申し入れる文面を書き込んだ。
こっちは「っていうかあんた誰」ってなもんである。
そもそもそんなことを「非公認」ファンサイトである症候群の掲示板に書くのはお門違いであるし、ダラダラと書かれた誇大妄想的な「あっちの世界」の臭気がプンプンする文章では、中身を吟味する前に「羽澄不一」に対する拒否感が先に立つ。
我々が「ここに書いても、筒井さん見てないから」と言えば引っ込むかというとそうではなく、そこはそれ「あっちの人」なりの抜け目のなさで、書面でも送付済みであるらしい。
じゃあ、こんなところに書き込む必要ないと思うのだが。

その文面は不穏当である。
自分の意にそぐわない結果(無視されるとか公開討論を拒否するとか?)になった場合は、筒井さんに「死刑宣告」するそうだ。
「そういう人」特有の身勝手な話である。
しかも「ほかの人のコメントはいらない」・・・
あのー、コメントいらないのなら症候群の掲示板に書かないでほしいんですけど。

こういう人を本気になって叩くと、人権上あまり好ましくないし、このサイトはそういう場でもない。
私も極めてやんわりと注意を促していたのだが、思ったとおり彼には馬耳念仏。

そして今朝、再び「羽澄不一」の書き込みである。
性懲りもなく、いまだに「超能力者」である。
先だって管理人が彼の落書きを削除した際に、IPアドレス(生IPだったという)を拒否する処置を取ったはずなので、別のPC(ネットカフェとかかな)、考えにくいが別人である可能性もある。
でも、まあ、文章を見る限り、間違いなく本人である。
しかも、今回は筒井さんだけではなく、彼にレスポンスした我々をも死刑にするそうだ。
(死刑が好きな人だ。ガキデカ世代かもしれない)。
我々の身元など簡単に調べがつくそうだ。
そうなると「ちょっと怖いねー」では済まされない。
「まさかぁ」が現実になる怖い今の世の中であるからして、こちらの身を守るために、ネットに散乱している彼の個人情報と思われるもののうち、彼自身が掲載したと思しきもののみ掲載し、こちらの防衛を図ることにした。
水を撒かれたり、砂を撒かれたりしたら堪らんもんね。

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彼のプロフィールらしきもの
・氏名:羽澄不一(はずみ・ふいつ)(一部では羽澄暁泉)
・愛知県在住
・FAX番号は052-44X-XXXX
・日本文芸家協会副会長の三田誠広に論争で勝ったことがある
・その他もろもろの有名文化人と論争して勝ったことがある
・延暦寺が彼を怖がっている
・ボクシングの徳山も彼を怖がっている
・政府の言論弾圧にあっている(それゆえ一般人は彼の名を知らない)
・阪神大震災復興宝くじの発案者
・平和活動家
・首相補佐官になる約束で政府の裏方の仕事をしていた
・自著を出版しなかった民主党の岡田とジャスコ打倒を目指し、活動する
・世界名著刊行会、早春賦刊行会、O.S.A.Dなどに所属
・警察など怖くない
・著作
 ・バルカン半島の天使
 ・日本民主革命
 ・透明人間アレフ
 ・ことばのお花畑
 ・早春賦(シャーロック・ホームズ最大の試練)
 ・倫敦の霧描き/牧野義雄と野口米次郎に見る失われた日本の芸術精神
 ・拳聖の紋章
 ・無手勝流拳術(拳聖の紋章2)
 ・泣き虫ピエロ
 ・末法の下種野郎ども
 ・トイレの落書き狂詩曲
 ・詩人と麺麭
 ・ブルーギルはキスの味 第1部/第2部
 ・詩聖ヨネ・ノグチの懊悩
 ・ソープオペラ
 ・道化師のララバイ
 ・野良猫ぺんぺん
 ・たこ焼き小説「あほうどり」
 ・裸の魂
 ・青い鳥の墓碑銘
 ・DUO
・著書の一部は国立国会図書館(国内の出版物をすべて蔵書している)、日本現代詩歌文学館(著者自身が寄贈すれば登録される)などに所蔵
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ほとんどが自費出版と思しき多くの著作があるが、これだけの数を発行するのは結構資金がかさむのか、ネット上で非常にキメの細かい宣伝活動(その効果は別として)をおこなっている。
世界名著刊行会、早春賦刊行会、O.S.A.Dという名の団体については、おそらく会長兼本人が唯一の会員である団体(個体?)のであろう。
住所や、FAX番号はすべて掲載されていたが、ここではあえて部分のみとした。
それ以外は、特にコメント不要だろう。

しかしまあ、この人のことをいろいろ調べていて、なんとも哀れに思えた。
きっと、若い頃から文学を志した人なのだろう。
もしかしたら地方の同人などで色々書きながら、いつかは中央へ、という夢を持っていたのかもしれない。
しかしこの分野でメジャーになろうとすれば、努力だけではどうにもならないこともあろう。
適当なコネクションもなく、投稿された文書を読む限りでは、とてもじゃないがプロとして立つには難しかったのではなかろうか。
だが、彼の精神はそれを受け入れることができず、中央文壇やそこで活躍する作家・評論家など、ひいては日米政府の陰謀として、自らを「超能力を持つ悲劇の超天才ヒーロー」という子供っぽい妄想の中で、著名人と論争し、震え上がらせ、死に至らしめ、服従させる道を選んだのだろう。
彼の頭には、筒井さんの著作「大いなる助走」があるかもしれないが、あの秀作の主人公は実力を持ちながらも文壇政治の被害者となったのであって、決して自分の不達を責任転嫁したわけではない。
彼がどこで階段を踏み外したのか知る由もないし、知りたくもないが、もう少し違うアプローチをしていれば、彼にとっても周囲にとってもハッピーな状況になったかもしれない。
そして、こういう人が現実に存在するということは、非常に寂しく残念でとても怖いことだ。
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  by savaoex | 2007-05-14 17:08 | 日記

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