無題

この世には、本人は自覚せずとも、何をしても何を話してもそれこそメシを食ってもセックスをしていても風呂に入って屁をこいても、どうしようもなくロックな生き様を体現してしまうという人間が、僅かに存在する。
ROLLING STONESのキース・リチャードも、そう為るよう、神に選ばれた一人である。
イギリスのある音楽誌のインタビューに答えたキースはその時確かに神の子として正しい行いをした。

インタビュア:「(ドラッグに関して)今まで吸ったものの中で一番変わったものは」
キース:「父親」

考えて出てくる答えではない。
キースは亡父の遺骨を細かく砕いてドラッグに混ぜそれを吸ったのだそうだ。
心の奥では尊敬していた父をならず者の息子が自らの体内に取り込むという、一種感動的な逸話だが、その時のキースの心情とすれば、おそらく

「そういえばオレはまだ親父を吸ったことがなかったな」

これが一番近いのではないだろうか。
あまりにもキースらしくて、笑いさえこみ上げてくる。

私もロック者の端くれとして、彼を見習いたいものだが、こればかりは持って生まれた資質の問題であって、我々小粒が学んでどうにかなるものではないのがとても残念だ。
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  by savaoex | 2007-04-05 12:33 | その他

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